印刷データ保管管理について
こんにちは。毎度おなじみの制作部Kです。
とうとう梅雨入り?(もう入ったのでしょうか?)になり、雨の日が多くなったように思います。
ここ北陸金沢では、ジメジメしているという印象が強いようです。
私自身、金沢生まれの金沢育ちなので、ジメジメした季節というイメージはあまり意識はしていませんでした。
しかし、都会からきた知人がしきりに『梅雨の金沢は強烈っ!』とぼやいていました。
何故?と聞くと『ジメジメがハンパじゃない』と。
ジメジメした環境に慣れない人にとっては、金沢の梅雨時期は体調を崩すそうです。
知らなかったなと驚きました。
環境に慣れるってある意味スゴイですね。
環境に慣れた自分、スゴイなと自分の身体にありがとうと言いたい。
たまには自分を褒めておきましょう。
さて、今回は印刷データ保管管理に関することについて記事を書いていきます。
当社では基本、印刷用データ保管管理は5年とさせていただいております。
…が、一度あるかどうかは聞いてみてください。
10年~20年前は、稀に残っている可能性もあります。
ですが、それより前になると、編集機が違うものなので残せていない可能性があります。
データ保管管理が基本5年の理由についてですが、編集機の互換性からデータ移行による保管が難しくなってしまった為です。
当社は昭和26年創業の印刷会社で、活版・タイプ・紙焼き/切り貼りの時代を経て、現在に至っています。
その間の編集機として扱っていたものが、
・EX(ペンタッチ)
・アクシス
・エルウィン
・インデザイン(Adobe関係ソフト)
EX⇒アクシスへの移行、アクシス⇒エルウィンへの移行は互換性があった為、体裁は多少崩れるものの割とスムーズに移行ができていました。
しかし、エルウィン⇒インデザインは、互換性がなく作り直すしかない状況になっております。
その理由として、エルウィンを作っている業者さんが、撤退を考えはじめているという情報があったことです。
エルウィンの編集機は便利な機能は本当にたくさんありました。
ですが、結構なお値段しておりました。
それを買うお客様が減ってきたのが、撤退を考えはじめる理由の一つだと思います。
そして、それに変わるインデザインの編集機。
エルウィンより劣るものの大体の機能は備わっていて、値段が断トツに格安だということ。
そうなると編集機は互換性のないインデザインに行かざるおえない状況になりました。
データ保管が難しくなってしまったのは、そこにあります。
今後こういう事がおきる可能性はもっと出てくるかもしれないと考えます。
それぞれの理由があるにせよ、互換性のあるものがいいのですが…。
競争社会では、それはなかなか難しい問題なのでしょうかね?
それでは今回はこの辺で…。
株式会社 小林太一印刷所
執筆者 制作部K
2019年06月07日 11:45